銀英伝ボード
国家−人民の関係
新聞を読んでいたら、ユーゴのミロシェビッチ独裁政権が崩壊したとのこと。民主野党連合の行動に軍も警察も動かなかったというから、ミロシェビッチは相当民心を得ていなかったんでしょう。
それでふと思ったんですけど、「国家−人民」の関係というのは、決して「支配者−被支配者」という一方的な関係ではなくて、むしろ「どちらも支配者になり被支配者になりうるという相互監視的な関係」ではないでしょうか。実際、歴史上の国による悪政や暴政に対して、人民はいつも蜂起してきました。国家は表面上は支配者でありながら、いつでも打倒され人民に対し劣位となる可能性があるし、人民もまた表面上は被支配者でありながら、国家を打倒し優位に立つ可能性があるのではないでしょうか。
小説10巻で、ユリアンが人民は無力な存在なのだろうか、と自問している場面がありましたが、必ずしもそうではないと僕は思います。
以上、独り言でした。
記事リスト
00/10/07.23:33 国家−人民の関係 ( by M.O.S )
00/10/19.21:02 日本は・・・ ( by スノーマン )
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