銀英伝ボード
詳しくは・・・。(2)
次に「何故半個艦隊で」なのかですが、これはアスターテにおいて敵に倍する兵力を投入しながら大敗したことで、軍部の指揮能力に対する疑念が各部からあがり、それによって軍部首脳の責任問題に発展する可能性が高くなっていたためでしょう。ことに2倍の兵力をあてがった国防委員会(トリューニヒト)が、かさにかかって軍部中枢への介入に乗り出してくることは容易に想像できたはずです。この介入を未然に防ぎ、軍中枢の独立性を維持するためには、アスターテで失った「軍部の指揮能力への信頼」を回復させなければならず、そのためにも「少数の兵力で圧倒的多数の敵を打ち破る」ことが必要とされていたわけです。シトレ本人の戦略・戦術構想からいえば不本意極まりない選択であったと思いますが、国防委員会・同盟市民全般に対しての政略的な背景からこういった無謀と思われる作戦の「早期実行」に踏み切らねばならなかったと思われます。
02/01/14.17:23 スー <soo@aa.mbn.or.jp>
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