銀英伝ボード
読まれたのですね
ほー、読まれたのですか。講談社からも、同名で別の方の手によるものが上・中・下の三巻出ていますよね。
こちらは途中まで読んだのですが、あまり主人公らに好感や共感が抱けなくて挫折してしまいました。だって、あまりにも自己中心的で悪どすぎるんですよ。
人間のドロドロしたところを描いているという意味では正統的な中国小説なのでしょうけれど、まだ私は青二才なもので、田中さんの描くような高潔で執着心の無いいさぎよい人物にあこがれてしまうのですよ。
それでも十分ドロドロしていましたけれどね。李世民が帝位に就くまでは、躍動感あふれるストーリー展開だったのですが、後半は主に宮廷闘争ばかりで、あくびをこらえるのに腐心いたしました。順番が逆だったらよかったのに。
「楊家荘演義」ですか、いいですね。私も期待しています。ついでに「三宝大監航海記」もお忘れなく。宦官提督・鄭和のお話です。
ついでに「奔流」のその後の陣慶之の物語を読みたいですね。なにしろ野戦では中国史上最高峰の名将だそうですから。作家の陣舜臣先生も、見落としていたことを後悔されていました。
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