銀英伝ボード
作品としての厚み
私は銀英伝の面白さは、大局的な歴史観(その時代からだけではなく後世の歴史家の視点をいれたこと)と、緻密な人間描写にあるとおもっています。
たとえば、ルヴィンスキー・ケッセルリンクの対立は近親憎悪つまり、血のつながりだけでは無く、同じ価値観を持つもの同士の共食いだと思うのです。
ヤン・ユリアンの関係との対比でみれば、同じ価値観を持ちながら、血のつながらない親子(師弟)の絆の強さ・・・・
こうした人間関係を描くことによって、人間とは、とか血のつながりとは何んなのか? といったことを考えさせられるのです。
こうした事が、作品に厚みを加えていると思うのです。
▽ フォローする
銀英伝が好き!にもどる