銀英伝ボード
RE:オーベルシュタインの問いかけ
ラインハルトと共有しているとキルヒアイスが考えていた価値観に基づけば、ヴェスターラントの惨劇を黙認するということは、民衆を犠牲にするという点において決して許されることではなかったのではないでしょうか。確かに門閥貴族との内乱が長引けばより多くの犠牲が民衆にも出たかもしれません。しかし、ヴェスターラントの民衆は門閥貴族の支配に対して暴動を起こしたのであり、貴族を敵とするということにおいてラインハルトらと同じ側に立つ民を不作為により見殺しにするということは、ある種の裏切りにも似た行為とも感じられます。少なくともヴェスターラントの惨劇に関係する人々で、この黙認という行為を知る人はそう思うでしょう。そのようなことをしてまで支配者となることは、それまでのラインハルトとキルヒアイスの価値観から見れば非である、ということは言えるのではないでしょうか。
個人的には理屈ではなく感情的、道義的にヴェスターラントの民衆は救うべきだった、救って欲しかったと思います。
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