銀英伝ボード
国家と社会の相違点
国家という概念を社会という概念と区別する時の差異は、暴力の使用を正当化されている、という点に尽きると思います。
そういう点から僕は、社会という概念を、国家という概念より広いものと考えています。つまり、国家を、社会の一形態と考えています。
人間が一人で生きていくことが不可能な以上、人間は数多くの社会に属さざるをえなくなります。最小のものは家族です。そのほか、ご近所、学校、職場、市場経済、国家、世界(インターネットの登場によってより明確に)。それぞれの社会において、権力関係というものは、程度の差はあれ存在します。その中には成文化したものであれ、暗黙の了解であれ、ルールが存在します。その中で国家の特異性が暴力の使用の正当化にあるというのは、例えば、子供がいたずらをして父親が殺すと、国家がその父親に刑事罰を課すけれども、反逆罪を犯した国民に国家が刑罰を与えたら(つまり、死刑にしたら)、それが正当化されてします。
長いのでいったん切ります。
00/08/01.00:26 岩男 <iwapiy@par.odn.ne.jp>
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