銀英伝ボード
では最後にします。
えーと、私ここへ書き込んだのははじめてだったんですけど、なかなか重要な議論ができたのではなかったかと思います。どうしてもヤンの発言に引っ掛かったあの日以来少し問い詰めていくような作業が必要だと思いここに書き込ませてもらいました。意見の違いはどうであれ、銀英伝の最も大切なテーマがここにあると思ったからです。
私自身タカ派でないとは申しません(小林よしのりも読んでます)が、この議論をふっかけた最大の理由が民主主義の在り方についてもう一度考えるべきだと常々考えていたからです。民主主義は人々に権利を与えるものではなく、まず義務を与えるものだと思っています。民主主義だけがこれまでの歴史上の秩序のイデオロギーの呪縛から解放され、人々に甘い密だけを与えるものではないと思うからです。義務があり責任があるからこそ権利が確保され幸福を得ることが出来ます。民主主義であれ、専制国家であれそのバランスが保たれていれば人は幸福なのです。私の相対性の議論の単位はここにあります。
さてではこのような枠を越えた幸福や価値観はあるのでしょうか。確信ではありませんがあります。十戒です。どなたかも書いてらっしゃいました(?)が、人をむやみに殺めてはならないという戒律はほぼどの宗教にも存在します。ですがこの程度が限界です。
皆さんが愛して止まない(と思う)民主主義の理念、自由や平等といった精神は実はキリスト教的思想からしか生まれません。民主主義が成立している国家はヨーロッパとアメリカ、そしてアジアの一部にしかありません。アジアに根付いたのは言うまでもなく戦後から冷戦時代にかけてです。イスラム教徒にも中国(沿岸部は最近違う)やアフリカの人々にも自由や平等といった概念はありません。 つづく・・・。
00/08/01.17:28 がんばれポンティ!?
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